「桜の名所、角館」その歴史
角館町の中心部を流れる桧木内川堤に咲き誇るソメイヨシノ。
1934年に天皇陛下のご誕生を記念して植えられたのが始まりとされており、
現在では、全長約2キロにおよぶ桜のトンネルが続き、満開時には花びらが
豪快に枝を飾りその様子は大変見ごたえがあり、国の名勝にも指定されるています。
その昔、日本では川の堤防に桜を植えるというのは珍しいことではありませんでした。
しかし、1972年ごろ、樹木が根をはると堤防に穴があき、そこから水がしみ込むと堤防が
崩れてしまうのではないかと考えられ、堤防上には樹木を植えないという規則が「河川法」で
定められました。
桧木内川堤も例外ではありませんでした。
当時、町民が丹誠込めて育て上げた桜の木が切り倒されてしまうのではないという
危機に面したのです。
「どうにかして桜を残したい」着々と計画が進む中、町民が講じた案は
「桧木内川堤の桜を法律で守ってもらおう」
という考えでした。
河川法に対して文化財保護法を使う、すなわち桧木内川堤2キロの桜のトンネルを残すために
国の指定文化財として法で守れるようにしようと考えたのです。
結果、町が議会に提案して堤を町道に認定。「堤防上の桜」は「並木道としての桜」となったことで
切らずに残され、さらにその景観は川の緩やかな流れと調和して、まさに名画のような美しさであると
評価されたのです。
こうして桧木内川堤の桜が、国名勝の指定を受けるに至りました。
この桜並木には
町の人々の桜に寄せる熱い思いがたくさんつまっているのです。
角館の桜並木トンネル
「角館武家屋敷」
佐竹北家の城下町として栄えた角館町は、今も当時の面影が残る武家屋敷や
古い商家が続くレトロな町。
角館の散策の中心となる武家屋敷通りには、石黒家や青柳家など江戸時代の
雰囲気をそのままに伝える屋敷があり、
その内部も見学できる。
黒塗りの塀が並び、しっとりとした小京都の風情漂う町をゆっくり散策し遠い昔を
感じて見てはいかがでしょうか?
そして角館の「お土産」といったら・・・・
角館のお土産で是非おすすめしたいのが「もろこし」!!
秋田の特産物のアズキ粉に砂糖を練り込んで作った、
風味豊かな一口サイズのお菓子。
低カロリーだからスポーツ選手や女性にも人気。
中でも乾燥と焼き目を入れずに、煎りあずきの風味をしっとりと
残した『生もろこし』がおすすめ。
「もろこしあん」や季節限定の商品もあり、お店では実際に
試食とお茶を出してくれるので、色々食べ比べて
選べるのもうれしい!
!角館のお土産は唐土庵の「生もろこし」で決まり!?